よさこいが気になる
みなさんは大学生時代、どんなサークルに入っていただろうか。
大学生のみなさんは、何のサークルに入っているだろうか。
ちなみに俺はどこにも所属していない、いわゆるノンサー勢である。
サークルのことに関してはかなり無知で、「人がいる」とか「入った女の子のメイクが濃くなる」とか断片的なことしか分からないが、どうやら楽しいらしい。
メジャースポーツをわいわい楽しむサークルやイベサーという得体のしれない長髪パーマ男子が多数所属するサークル、映画サークルなど種類は実に様々だ。
そんな数多くあるサークルの中でも
この3つのサークルは特に人気で
イケイケなイメージ
楽し気な夏合宿
和気あいあいとした雰囲気
と、どこを切り取っても陽の香り。
まさにキャンパスライフが充実する激アツ確定演出。
「ウチのサークル、超仲いいから」と新入生に余裕ブッコいてる上回生の声が聞こえてくるようだ。
でも、あれ…?
ん…?
よ、よさこい?
よさこい…ってなに…????
とまあこんな具合に「よさこい」の違和感が半端ない。
大学入学まで全く、一切と言っても過言ではないほどに会話に出てこなかった「よさこい」なるものが大学ではドがつくほどメジャー顔をしているのだ。
よさこいってなんだよ!
じゃあ聞きますけど!!
大学入るまでに「よさこい」って言葉を発した人類いますか!?!?!?!?
(帰りの会でなぜかキレてる女子風)
答えは否!
圧倒的否である。
まじの一人も大学入学以前に「よさこい」と発音したという奴はいないのだ。
にも関わらず、よさこいはそこにどっしりと構えている。
「みなさんお馴染みの」という顔で俺たちの入学を待っているのだ。
なんなんだよ唐突に、よさこいって。
高校生への知名度が0%だというのに、大学生で「よさこい」を知らないやつの人権は保障されない。
なぜなら大学生にとっての「よさこい」は常識だからだ。
「よさこい」を知らない大学生は常識から外れたアウトサイダーであり、キャンパスの端っこで昼飯を食うことを強いられる。
なんだろう、この感じ。
昔からの仲良しグループに最近新しく入ったやつが何故か昔から居る雰囲気を出してるかのような違和感。
BLEACHのフルブリング編で月島さんに“挟まれた”一護の仲間が懐かし気に月島さんとの思い出を語り始めたときのあの恐怖と似ている。
大学生を4年以上やらせて頂いているのでさすがに今はよさこいを知っているが、入学したての時はそんな感じだった。
他のマイナースポーツ、例えばアルティメットとかペタンクとかが
「マイナースポーツです、すんません」
という謙虚な姿勢を取っている一方でよさこいが地元の先輩もびっくりなほどデカい顔をしていたことが気になっていたのだ。
今回これを書くに当たってよさこいを改めて調べてみた。
「よさこい とは」
で検索するとやたら「よさこい祭り」のホームページが出てきたので見てみた。
よさこい祭りのルール
・よさこい節のフレーズを入れれば曲のアレンジは自由
・鳴子を持って鳴らしながら前進する踊りが基本
・チームの人数は上限150人
以上
えっ…
ルールそんだけ…???
どうやらよさこい祭り、かなり自由度が高いらしい。
これだけしかルールがないのであれば日本国民ならだれでも日常生活で知らない間によさこい祭りをしてしまっている可能性がある。
気づいていない間によさこい祭りに参加しているとは。
ヤバいデスゲーム系のマンガみたいだ。
しかもよさこい祭り、18000人が参加するらしい。
いちまんはっせん!!!
バチカン市国の人口の22倍じゃねーーか!!
規模でかめのヤバいデスゲーム系のマンガみたいだ。マンガボックスとかに掲載されてるやつ。
よさこい、スゲーな。